訃報
ルチアーノ・パヴァロッティ氏がお亡くなりになりました。
……ま、まじ、泣きそう。うるうるうる。ご冥福をお祈りいたします。
薄給では足りずにボーナスまで注ぎ込んで、頑張ってコンサートへ行ったのが懐かしいです。コンサートホールは、あの声の広がりには何だか窮屈な感じがして、屋外ステージが一番お似合いだったなあと思います。
日本にたびたびいらっしゃるようになったのは、正直、オペラ歌手としてのピークを過ぎてからなのでしょうし、芸術家にありがちな気まぐれな面も、確かに持っていた方だと思うのですが。
「Vittoria!」
その一言が忘れられなくて夢にまで出てきたのは、後にも先にもあの方の声だけでしたね。何故、というのは、自分自身にすら分からない。私は日本語以外の言葉は全然駄目な人間なのですが、あの方の歌は、するりと言葉として耳に入ってきた気がします。
声に限らず、人間の五感の好みというのも、不思議なものです。
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コメント
あい、コメントありがとうございました。確かにミミさんのお宅は、旦那様の方がショックかもしれませんですね。
昔録画したインタビュー番組がどっかに残っていた筈なんですが、見つかりませぬ~。またしても部屋の地殻変動が~。
投稿: あぎ | 2007年9月25日 (火) 00:30
遅くなりましたが、一言。
パヴァロッティ氏の訃報に触れ、我が家では夫婦して涙目になりました。むしろ連れ合いの方が、ショックが大きかったようです。同じテナーを歌う人間として、最高の憧れの人だったようですから。
あの、天から降ってくるような明るいビロードの声。あんな歌手はほかにはいませんでした。
室内での演奏と、野外での三大テノールと、2回聴きに行ったミミですが、室内の空間が一変するあの響きが好きでした。
ご冥福をお祈りします。
投稿: 灰色猫のミミ | 2007年9月23日 (日) 11:53